東京・大福ダイアリー 湯島「つる瀬」

今回は、湯島天満宮で有名な、湯島にある昭和5年創業の老舗和菓子店、「つる瀬」さんに行ってきました!

実はこちらは2回目の訪問なのですが、前回はあんみつを店内でいただき、持ち帰りに数個和菓子を購入したその中には豆大福は入っていませんでした・・・当時はまだその魅力に気付いていなかったのです~
つる瀬さんの豆大福は有名なので、次は絶対に食べたい~という願いがついに叶えられたというわけです。

お店は、メトロ千代田線・湯島駅、4番出口よりすぐのところです。
この日は日曜日のお昼頃で、すでに店頭のショーケース前には何組かのお客さんがいらっしゃいました。


ドキドキ~豆大福まだあるかいな~と覗いたら、ラッキーにもまだ残っていました!
モチロン、豆大福2個と、それと今回は、外側のツヤツヤした小豆達がガンガンアピールしてくる、鹿の子を2個購入しました。
他にもたくさん美味しそうなお菓子があり迷いましたが・・・
さて、無事に目的のものをゲットしたら、本日のもう一つの目的、「菊まつり」が開催されている湯島天満宮へ移動します。歩いてほんの数分の距離です。
取り立てて菊の花が大好き~と言うわけではないのですが(^_^;)、文京区の花の五大祭りの一つだそうで、せっかくだから秋の風物詩となっている行事の雰囲気を味わいたくて、来てみました。

ちなみに、湯島天神のご祭神は大地の神様である「天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)」と、学問の神様である「菅原道真公」です。
御利益は、勝運・くじ運と、学問・合格となっています。

さて、40回目を迎えるという菊まつり、今年はコロナの影響で規模を縮小しての開催となっていました。しかし、この日は天候もよく、青空に映えて菊の花はとても綺麗でした。
調べてみたら、旧暦の9月9日(今の10月中旬頃)は重陽の節供にあたり、菊を用いて長寿を願うという風習があるそうです。

読んだ資料に、風習の一つとして「菊の被綿(きせわた)」というのがあり、「前日に菊の花に綿をかぶせておき夜の夜露を含んだ綿で肌をふいて長寿祈願をしていた。」そうで、そう言えば会場で見かけました!菊の花の上にパステル色の綿がそっと置いてある鉢植えを・・・その時は「なんで?」と思いましたが、そんな由来があるとは調べてみるもんですなぁ(^^)写真、撮っておけば良かったです
花の形や大きさ、色もさまざまで、驚きました。あと、菊は桜とともに日本の国花なんですね。長年親しまれているわけだ~
七五三の時期でもあったためカワイイ着物姿の子ども達も多く、しっかり、秋の風景を満喫出来ました。
(湯島天神菊まつりは、2020年は11月22日までです。)

おっと、肝心の、実食の感想です!

「豆大福」(税込:200円)は、さすがつる瀬さんの顔と紹介されているだけあって、感動ものの美味しさでした。
ちょい塩味効いてるお餅と、香り豊かなつぶし餡の、自然だけど深みのある甘さ、そして赤エンドウ豆の食感が合わさり口の中が幸福感でいっぱいになります。
その辺のバランスは、職人さんの腕なのでしょう。とっても丁寧に作られているのだろうとこんな一般人の私でも感じます。

「鹿の子」(税込:240円)もよかったです。
外側の小豆は一粒一粒の食感しっかりで、小豆好きなら間違いなく楽しめるでしょう。中のこし餡は嬉しい求肥入りで食感の変化も味わえます。
今までいただいた鹿の子の中でかなり印象深い味でした。

ということで、つる瀬さんが作られる和菓子は、こだわりや丁寧さからそれぞれ一つの作品ともいえるのではないかと思いました。まだ他にもいただけてないものもありますが、今後の楽しみにします(o^^o)

長々と読んでいただき、ありがとうございました。
これからも不定期にですが豆大福や和菓子を、東京の名所などと共にご紹介していきます。宜しくお願い致します。

〈お店情報〉
つる瀬 湯島本店
文京区湯島3-35-8 コア湯島1F
営業時間:9:30~19:00(日祝日は18:00閉店)
定休日:月曜(祝日の場合、火曜日に振替)

つる瀬 千駄木店

文京区千駄木2-13-1 ルネ千駄木プラザ

営業時間:9:00~18:00

定休日:月曜日(祝日の場合、火曜日に振替)

※テイクアウトのみ

 

次は、「新橋 新正堂・文銭堂」さんです。

 

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