東京・大福ダイアリー ~要町「御菓子司 喜津禰」さん、「梅花亭」さん、「野口製菓」さん 2021.06.02&06.11~

今日はメトロ有楽町線で、要町駅へ。

池袋のとなり駅で、いつもは通り過ぎるばかりだったのですが、初めて降り立ちます!

まず1軒目の目的のお店は、3番出口から出て「要町病院」を通り過ぎたら、大通りの「山手通り」より一本中に入った道をまっすぐ歩いていきます。途中から住宅街になりちょっとくねくねしてるところもありますが、12,3分で「御菓子司 喜津禰(きつね)」さんに到着でーす。

結構広めの、立派な店構えです。

(実は、無事に到着したことに安心しきったのか、お店に外観写真の撮影を忘れていました。こちらの写真は、後日撮ったものです・・・大した情報ではありませんが・・・(笑)

ショーケースには、どら焼き(虎之助220円)、涼し気できれいな水まんじゅう、若あゆ、焼き菓子など色々ありました。

今回は、お目当ての「黒豆大福」@税込185をゲット。こちらはこのお店の定番人気商品で、豊島区の逸品に選ばれたそう。珍しいのは、生地には北海道函館山の黒豆を混ぜていること。そして餡子は、国産の豆のみを使い豆から炊き上げ、気候にも気を配りながら一つ一つの菓子に合わせた専用の餡を練り上げている・・・のだそうです。(お店のHPより)

おしゃれーな屋号の由来は、「喜びの津(わ)き出る根(もと)―喜津禰」とのこと。

名前にちなんだ「きつねさぶれ」という、かわいい子きつね顔になったサブレもあるそうですよ~。

では食べた感想です。

黒豆大福・・・全体の大きさは小ぶり。黒豆は、ほんのり甘いようなやさしい味わい。通常のえんどう豆と違い、やわらかめ。豆の風味をより感じます。生地は、薄めで柔らか、ビヨーンと伸びる感じ。あんはつぶ餡で甘めで美味しいです。塩味があまりないしえんどう豆のようなガリガリ感なくパンチはないけど、お上品に(笑)食べれます。

 

お店を出て、次は「梅花亭」さんを目指し歩きます。

しばらく来た道を戻り、途中ちょっとくねくねしてえびす通りに入ります。そこをまっすぐ行けば到着したのですが~、なんとお休み~!!ショック~

「食べログ」などの情報で確認してきたつもりでしたが、あとでよく調べてみたら、お店のブログに毎月のお休みの日などの予定を掲載されています。もちろん、商品情報もひんぱんにアップされています。昨今はコロナの影響もある状況ですし、お店訪問の前には是非チェックされて下さい~

残念だけど、近いうちにまたトライと思い、次のお店へ。

次は、「野口製菓」さんです。

山手通りを駅の方に戻り100円ローソンから右折して少し歩いたらあるはず・・・、しかしあるべき場所に見当たらない~とその辺を行ったり来たり。でもそこに近づくと餡子を炊いている香りがするのでよ~く目を凝らすと、「商い中」の小さな看板が。店名を掲げた大きな看板はなく、普通の民家のようなので何度か通り過ぎましたが、お客さんらしき人もいるし、間違いなさそうです!

その佇まいは、こちら・・・

商品はどら焼きのみ。そして、驚くべきことにお値段が(税込)100円です!店内に入るとショーケースやメニュー表などは一切ありません。声をかけたら作業の手を止めてご主人がこちらに来て、小窓を開けて応対してくださいます。手作りで添加物なしのため賞味期限は本日中とのことで、2つのみいただきました。

(ちなみに原材料は、砂糖・小麦粉・卵・小豆・水飴・味醂・重曹・寒天とのこと。)

さて感想なのだけど、素晴らしいお味でした!

この値段以上の価値のある味だと思います。スーパーやチェーン店のお手頃のやつとは大違い。

生地は若干薄めだけどフワフワ、でも柔らか過ぎずちょうどいい焼き加減だし自然なほんのりした甘さ。中のつぶ餡はちょっと少な目かなとも思うけど、生地とトータルではちょうどいいかな。つぶもちゃんと感じるし小豆の香りもする。しつこくない甘さでしっとりつややか。丁寧に職人が作ってる感じ。誰かが口コミで書いてた通り、3大どら焼きよりかえっていいかも知れないと思ってしまいました。この値段だし余計なもの入ってないし、なんていいお店なんだ~まさに隠れた名店。要町にあったか~

本当は、もし他の2軒にたどり着けなかったらせめてどら焼きだけでも買っていこうという、どら焼き派ではないから積極的ではなかったんだけど・・・もしかしたら1軒お休みじゃなかったら行ってなかったかも・・・でも、行って良かったです。

午後2時頃で売切れになることが多いそうです。

「あまった分はラップに包んで冷凍」と書いている人もいたので、次はその作戦でいこう。

私的に東京三大どら焼きなら、亀十、高砂屋、野口さんかな~

ご主人に、どら焼き一本で勝負しようと決意したきっかけなど聞いてみたいけど、無理だろうな~

 

後日6月11日、要町再訪問。

なぜか今回は道迷ったけど、「喜津禰」さんのお店外観の写真を無事に撮った後、「梅花亭」さんに向かった。この日はちゃんと開いていました!よかった。

創業は昭和33年2月だそうです。

(駅から直接行くと、徒歩8分ほど)

先客の方がいたので、距離をとりつつ後ろからショーケースをのぞいてみました。

ブログでも紹介されていましたが、季節感たっぷりのお菓子が色々並んでいました。

鮮やかな練切り、水羊羹、葛饅頭、麩饅頭、水無月、どら焼きなどなど・・・その中でも珍しくて目をひいたのは、「氷ようかん」という、アイスみたいにバーにささった冷凍ようかんです。アイス好きな旦那に買って行きたいと思ったけど、溶けちゃうか~と断念。

それと、肝心の「大福」なのですが、店員さんに確認したところ、夏季は作っていなくて、9月から2月の間に店頭に並ぶそうです。残念~ちなみに、秋には芋ようかんもお目見えするとのことなので、また秋口に訪問させていただきます!

ということで今回は、ブログでリクエストが多いと紹介されていた「黒胡麻団子」と、「柏餅・よもぎ」をいただきました。

さて、感想です。

黒胡麻団子@税込110円・・・ごま餡(練り胡麻&こし餡)はあっさりめだけど、ごまの香ばしい風味はしっかりあり。説明を読むと、仕上げに胡麻油を使われているそうです。お餅はちょい小粒でやわらかく、甘いものが苦手な方もこれなら喜ばれるのではないでしょうか。

よもぎ柏餅@税込200円・・・蓬の香りがしっかりしているもっちり生地で、つぶしあんは甘さ控えめ。蓬風味のおかげか爽やかにいただけました。この日は店頭になかったと思うんだけど他に白味噌あんもあるらしく、そちらも美味しそうです。

こちらのお店は、和菓子屋さんならではの季節感を大事にされ、そして近隣の方たちの季節の行事の際に欠かせないお店としてとても親しまれているようです。私もこれから、ちょくちょくブログ見させていただこうと思います。

しかし、要町もなかなか侮れない所でした!徒歩で行ける範囲で3軒も、素敵なお店に出会いました。「途中下車ぶらり旅」的な番組が成り立つはずですね~まだまだ行けてない東京の町あるので、これからも楽しみです~。

次は、阿佐ヶ谷駅「福吉」さん、「マスヤ」さん、「ありん堂」さんです。

《お店情報》

「御菓子司 喜津禰」

(要町駅3番出口から徒歩約12分)

東京都豊島区高松2丁目56-5 03-3955-5855

8:00~19:00/月曜定休

 

「梅花亭」

(要町駅3番出口から徒歩約8分)

東京都板橋区南町16-5 03-3955-5932

9:30-17:30(土日祝は9:30-17:00)/不定休(ブログにて告知)

 

「野口製菓」

(要町駅3番出口から徒歩約3分)

東京都豊島区要町1丁目15-2 03-3957-1935

10:00-17:00/日祝日定休

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