東京・大福ダイアリー ~淡路町「竹むら」、「大三萬年堂HANARE」、神保町「亀澤堂」2021.04.24~

またまたまた東京都に発出されました、緊急事態宣言。

その前日にあわてて(笑)訪問してきた、3軒のお店のレポートをしたいと思います。

 

まず1軒目の「竹むら」さんは、前週のEテレ「美の壷」の「あんこ」の回で紹介されていた“あわぜんざい”をどうしても食べたくって、行ってみました。豆大福はないんですけどね(笑)

東京の老舗甘味処(昭和5年創業)として有名なお店なので以前から知っていたのですが、テイクアウトメニュー中心の和菓子屋さんではないので、なかなか伺えずにいました・・・今回良い機会となりました。

メトロ丸の内線「淡路町駅」からA3出口から徒歩2分。

「昭和」的な風情を感じるたいへん素敵な外観です!

(「東京都選定歴史的建造物」に指定された貴重な建物なのだそうです。)

お店の中も、窓ガラスがギギギーって開ける半透明の摺りガラスで手動の鍵だったりして、昔の祖母の家を思い出しました・・・この手のガラスって最近は手に入りにくいんですよね。確か・・・。全体にはウッディなブラウン調の、レトロではありますがお洒落な、落ち着ける雰囲気です。写真におさめたかったのですが、店内撮影はNGとのこと・・・残念ですが、目に焼き付けておきましょう!

しばらく待つと、あわぜんざい(@税込830円)が登場しました。

最古の穀物といわれる「あわ(粟)」を、初めて食べました。熱かったのでフハフハしながら、プチプチモチモチ食感を味わいました。上にかかったこし餡はトロ~リとして上品な甘さで、ペロリとたいらげてしまいました・・・(ボリュームとしては少々控えめかもしれません(^^;)テヘヘ)

粟は近代まで庶民の大切な主食だったそうですが、現在は栽培もすっかり衰退してしまっているとのこと。ただ。いま再び、そのヘルシーさで注目を浴びているそうです。

なんとまぁ、百聞は一食にしかず(?)で、口にしてみないとわかりませんね~

とても美味しかったです!

付随していた「桜茶」と「しその実のお漬物」もいいアクセントになっていました。これだけでも買って帰ろうかと思ったくらいでしたよ。店員さんも感じ良かったし、未来永劫ずっと素敵な風情のまま営業し続けていただきたいお店の一つですね。

(近年はアニメ「ラブライブ!」に登場したことから、アニメファンの聖地になったそうです。アニメを見ないので全く知らなかったですが・・・一時期はアニメファンで行列もできていたそうです。ただ、最近は時期が時期だけに落ち着いているのでしょうね。しっとり大人情緒あふれるお店という印象でした。)

テイクアウトで、名物の「揚げまんじゅう」(@税込490円)も購入。この後に訪れた商業施設「ワテラス」に併設の「千代田区立淡路公園」で、緑に囲まれながら実食しました!

超出来立て状態ではありませんでしたが、生地はサクサクしていて、油の香り?もとても香ばしかったです。ちょっと調べてみたらこちらは、「天ぷらの衣をゴマ油で揚げている」とのことで納得でした。中のあんこは、先程のおぜんざいと同じ甘さ控えめのこし餡なので意外とあっさりいただけます。

昭和の頃よりこんな風に竹むらさんの名物揚げまんじゅうをお土産にしたりしてみんなでいただくのが、いまどきのタピオカ(すでに古いでしょうか・・・?)みたいな「流行り」で“粋”だったのかな~とか勝手に想像がふくらむ、なんとも郷愁を感じる味わいでした。

 

さて、「竹むら」さんを出て、上にも書きましたが、2013年に開業したオフィスやスーパー、カフェ、レストランなどが入った複合施設「ワテラス」に向かいます。歩いて3分ほどで到着。

こちらの1階にある「大三萬年HANARE」は以前、日曜日お昼のまちブラ番組で訪ねていて(違う店舗ではありましたが)、手土産におススメのお店として和洋折衷の新感覚お菓子が紹介されていたので興味を持った次第です、はい。

お目当ての「あずきとカカオ」も、ありました~!!

あんこ好きとして、これまた魅惑のスイーツ「チョコ」とのコラボ商品となれば、食べないわけにはいきません!

今回は、「柚子」と「苺」の2個セット(各1カットサイズ)を購入しました。(@税込594円)それぞれ、切り分けていただく細長サイズもありますが、ちょっとお試しで食べ比べてみたかったので・・・

「老舗和菓子店「大三萬年堂」本店の秘伝のあんこと、カカオ58%のベルギー産高級チョコレートをあわせた濃厚なちょこ餡が層になって入っている」と、HPでは説明されています。

どれどれといただいてみますと・・・どちらかと言うとチョトレート味の方が強かったです。ほんのり、豆の風味がして甘さは控えめ、ゆずピールがちゃんとアクセントになっていて、あっさりといただけました。「冷やして食べると大人なガトー、常温で食べると濃厚なテリーヌ、冷やし方によって味わいが変化するので色んな食べ方でお楽しみください。」とのこと。うちでは、直前まで冷蔵していたのですが、確かに、常温だとまた違った食感になっていたかもです。次は是非試してみたいですね。

苺の方は、いちごジャムが真ん中へんにのっていて味変を楽しめます。

チョコレートとあんこの合体味って、一体どんだけ甘いんだろうと思っていましたが、ご心配なく~。あんこ派としてはもう少し、あんこっぽさがあればもっと良かったかな~。でも、甘いもの好きなものにとって非常に心惹かれるコラボで、素敵なアイデアだな~と思いました。今後も楽しいお菓子が開発されてないかチェックさせていただきたいです。

 

せっかくここまで来たのでもう少し足をのばして、神保町の「亀澤堂」さんに向かいます。

昨年の夏に一度訪問しているのですが、その時は豆大福をゲット出来ませんでした。夏季は販売をお休みされているそうなんです。ずっと気になっていたので、チャ~ンス到来です。歩いて10分少々で、到着しました。

こちらも明治38年創業と、100年を超える歴史の長い老舗和菓子店です。

中に入ってショーケースを見ると・・・あ~豆大福ちゃん、いたいた~(泣)←嬉し泣きんっ?なんか風貌が違います。外側の豆が白い!

こちらの豆大福は、一般に使われている赤えんどう豆ではなく、北海道産の大豆「鶴娘」を使われているそうです。お値段は、@税込240円。

いただいてみると、全然食感が違いました。大豆だと、柔らかくてクリーミーになるんですね。香りも独特で、面白かったです。中のあんは茶色めのザラっとした自然な甘さのつぶ餡でした。原料に、「米飴」ともありますが、米飴って、昔ながらの製法で作られているそうで安全・安心な感じがしますし、昔からの味・製法に拘られているのでしょうか・・・ちょっぴりヘルシーなのが嬉しいです。

変わり種ではありますが、豆大福リストに入れて、比べて楽しみたい逸品でした!

「亀澤堂」さんは、どら焼きも有名です。以前どなたかのコラムで読んだのですが、お土産にもらったどら焼きが忘れられず探し続け、やっと見つけたのがこちらのだったそうです。

ちなみに、昨年訪問した際に購入した「よもぎ餅」の写真もあげておきます。しっかりよもぎの香りがして、美味しくいただいたと記憶しております~

この後、新保町の古本屋さんなど並ぶ通りをブラリしてきました。中々しぶい、個性的なお店がたくさん並んでいました。中でも、かるたや百人一首、カードゲームなどを専門に取り扱っておられる「奥野かるた店」さんは今年で創業100年の、これまた老舗店。こうゆう専門店が多数あるのも、東京ならではでしょうか。レトロでかわいいかるたやずっと欲しかった百人一首、ダンナの許可がでたら買いに来たいと思います(笑)

 

今回も、素敵なお店ばかりでした。続く~

 

≪お店情報≫

「竹むら」

東京都千代田区神田須田町1丁目19

03-3251-2328

11:00~20:00

月曜日定休」

 

「大三萬年堂HANARE」

東京都千代田区神田淡路町2丁目101,105番地(1F)

03-6206-8857

11:00~20:00

休なし

 

「亀澤堂」

東京都千代田区神田神保町1丁目12-1

03-3291-1055

9:00~18:00

日曜日定休

 

※緊急事態宣言期間中は、上記店舗において営業時間など変更されている可能性ありますので、詳細は各店舗までお問い合わせいただければと思います。

次は、東京・大福ダイアリー 東京3大大福 食べ比べ~「群林堂」、「松島屋」、「瑞穂」 &「白樺」2021.04~ です。

お楽しみに~

 

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