東京・大福ダイアリー 東京3大大福 食べ比べ~「群林堂」、「松島屋」、「瑞穂」 &「白樺」2021.04~

遠出は出来ないゴールデンウイーク、これはいい機会だと、前々からやりたかった“「豆大福」食べ比べ研究”を実行しました!
和菓子屋さんはテイクアウトがメインですから密にもならず、購入したらすぐに次へ移動という形で、今回は「東京3大豆大福」の「群林堂」さん、「松島屋」さん、「瑞穂」さん、そして、このブログでも以前ご紹介した、錦糸町の「白樺」さんの4店舗と、行ければ更にもう1店・・・と計画。
しかし、いかに効率良くすべてのお店を回れるかが勝負の分かれ目。メトロ路線図とにらめっこし、うちは有楽町線沿いなので、まずは護国寺にある「群林堂」さんへ。

ここは駅から近くて分かりやすいのですが、やはり人気店。10時前には到着しましたが既に行列が出来ています・・・すごい。まあでも、お店の方もお客さんも慣れた調子でどんどんさばけていき比較的早く買えて、次の松島屋さんに出発で~す。
また有楽町線に乗り永田町で南北線に乗り換え、白金高輪に行きます。ちょっと駅から歩きますが(10分弱くらい)ひと踏ん張りで到着。

やはりこちらにも待ちのお客さんが2、3組いて、売切れになってしまわないかちょっとドキドキしましたが、無事に次の豆大福をゲット~。
さあ次は「瑞穂」さんです。これまた少々距離ありますが(徒歩13分くらい)乗り換えなしでいけるため、昨年3月に開業したJR高輪ゲートウェイ駅より山手線に乗車。

20分弱で原宿駅に到着~。こちらも、同時期にオープンしたばかりでピカピカの駅舎です。写真撮れば良かったですが、大福がなくなっていたらまずいので、早々に出発(^^;)
歩いて7分ほどで「瑞穂」さんに到着しました。

もう12時近かったので心配でしたが、なんとか豆大福ゲット~・・・でも残りあと5個くらいだったようで、ぎりぎりセーフ!
ホッとしましたが、歩きが多くしかも焦って移動したからでしょうか、この辺で疲労の色が・・・テヘヘ
5店訪問は泣く泣くあきらめ、次は最後「白樺」さんに向かいます。歩いて表参道までいき半蔵門線に乗ります。あとはゆっくり錦糸町駅へ。駅から徒歩5分ほどでお店に到着。

 

次は最後、「白樺」さんです。歩いて表参道までいき半蔵門線に乗ります。あとはゆっくり錦糸町駅へ。とうとう白樺さんで4店舗めの豆大福をゲット!

とうとう4店舗めの豆大福をゲットしました!頑張りました!いっきに4店舗の豆大福ゲットです。
さあ、早速うちに帰って食べ比べてみましょう。

 

こちらの4つ、出揃いました。あぁ、おいしそう・・・このまま食べたい欲望を抑え、「豆」「お餅」「餡子」とそれぞれの味や食感などを詳しく探っていきたいと思います。

それぞれ半分にしました。

いちお、大きさの目安になるかもと、定規を置いてみました。

 

①「群林堂」(※以下、敬称略)@税込200円

まず、豆(えんどう豆)は、固めで黒いめ、味は甘いめです。

次は生地(お餅)にいきます。

薄くて、中の餡子が透け気味です。そして甘味を感じます。(餡子の甘さが移ってる?)

餡子いきます。

色はつややかな茶色めのやわらかつぶ餡で、甘いです。

 

②「松島屋」同じ順番で試しました。@税込190円

豆は、固めでしょっぱいです。

生地にも、塩味を感じます。そして薄めで、群林堂の次に薄いと思います。

餡はつぶあんでそれほど甘味は強くなく、少しかたいめで粒もしっかり残っています。

 

③「瑞穂」@税込249円

まず、1枚目の写真で一目瞭然ですが、全体の大きさは一番大きいです。お値段も一番高いですが・・・

豆は、少し塩味を感じるくらいです。固めではないです。

生地は、4つの中で一番厚めで弾力がありモチモチ。ちょっとしょっぱ味を感じるくらいです。

あんこはこし餡で、ほんのりツヤあり。微かにですが、“ほうじ茶”のような香ばしい香りと少しザラッとした感じがあり、個性的でした。

 

④「白樺」@税込160円

豆は、他と比べると存在感は少な目のような・・・他が特徴的すぎるかも・・・

生地は、ちょっとツルっとしてて2番目に厚めでした。

餡子はつぶ餡で、小豆の香りやつぶ感がちょっと口に残る感じ。やさしい甘さでした。

 

《総評》

①群林堂・・・生地が薄いのもあり、たっぷりあんの甘味と豆のゴロゴロ感を存分に味わえます。甘い餡子好きな人には大満足な大福だと思います。ただ、何も加えていないからでしょうが、生地はすぐに硬くなりがちですので、早めにいただいた方がいいと思います。

 

②松島屋・・・エンドウ豆の存在感が効いています。香りも感じ、しょっぱ味も際立っていますが、生地、餡子とのハーモニーは抜群です!大変難しい選択ではありますが、トータルでは、二人とも一番好きかもという意見でした。

 

③瑞穂・・・お餅が美味しいし非常に食べ応えあります。そしてこし餡の香ばしさにはびっくりしました。(実は何度もこちらのは購入していますが、独特の香りの強さは毎回微妙に変わります。これぞ手作りの醍醐味ですね。毎回美味しいのは間違いないです。)

 

④白樺・・・こちらは、誰もが美味しいと感じるであろう安定感あるお味でした。

お値段的にも比較的リーズナブルです。

 

こうやって4つを交互に食べると、本当にそれぞれの特徴がわかり非常に興味深かったです。

この豆大福ひとつとっても作り手が変わるとこんなに個性が出るのかと、たいそうな驚きでした。ボーっと食べてんじゃねーよと叱られそうです(^^;)

本当に感動しました。

コロナで色々制約がある今の世の中、いつもこの素晴らしい豆大福でで私たちを幸せにしてくれて、それぞれのお店への感謝と尊敬の念でいっぱいです。

そして、東京豆大福に興味がある方にとってこの記事が少しでも参考になればいいな~と思います。

まだまだ研究は続く~

次は、赤坂「浅田屋」さんのご紹介です~

 

《お店情報》

「群林堂」

東京都文京区音羽2-1-2

03-3941-8281

9:30~17:00/日曜・月曜定休

 

「松島屋」

東京都港区高輪1-5-25

03-3441-0539

9:30~18:00/日曜・月2回月曜不定休

 

「瑞穂」

東京都渋谷区神宮前6-8-7

03-3400-5483

9:00~売切れ次第/日曜定休、8月中旬、年末年始

 

「白樺」

東京都墨田区江東橋2-8-11

03-3631-6255

8:00~18:00/月曜定休

 

※豆大福は人気商品のため、午前中には売れ切れてしまうことも多いのでご注意下さい。

また、東京都における緊急事態宣言中は、営業時間など変更されている可能性もありますので、各店舗にお問合せいただきますようお願い致します。

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