作者略歴;池田コマネチ光明

九州大学 工学部 鉄鋼冶金学科(現 物質科学工学科 材料科学工学専攻)卒業
九州大学 大学院工学研究科 鉄鋼冶金専攻(現 大学院工学研究院 材料物性工学専攻)修了
大手素材メーカーの研究機関で勤務後、産業系商社の自社製品開発部門で機械関係の商品開発に長年携わる。
(工作機械関連の商品開発で、’02年 「財団法人九州産業技術センター」センター賞を受賞。)
’03年 GOMA Project 2000を妻と一緒に起業。オーストラリアのベビーブランド「Snug as a Bug」の総代理店として、「足付アフガン」等の多くのヒット商品を排出。
(’05年 Australia Import Award 受賞(豪政府公式表彰)、’10年 Japan Good Design Award(日本グッドデザイン賞) 受賞。)
また、長年、スポーツ、格闘技に携わり、日本体育協会資格「ジュニアスポーツ指導員」を保有。
現在は、故郷「長崎」の産業振興に奮闘中。今は、長崎の離島、「壱岐」にITとファッションを根付かせようと動き回っています。

元々は金属を中心とした素材の研究者で、その後、機械メーカーで設計・開発を10年以上担当。後半部分では、工作機械関連のちょっとニッチだけど重要なある部品の開発と拡販を担当しました。その時の経験は今思っても非常に貴重で、高速化・高精度化のニーズで工作機械の形式が見直される機を掴み、新製品を開発。社内的にリストラがあり、バラバラになりかかっていた会社をまとめ、営業・製造・開発の横断的チームを育成し、マーケッティング・部品統一によるコストダウンなど同時並行で実行。ある時期からは、お客さんの設計陣が後押ししてくれて、売上も国内シェアも倍増。社内外で色々と賞も頂きました〈’02年 「財団法人九州産業技術センター」センター賞受賞〉。
しかし、起業への思いを抑えきれず、’03年 GOMA Project 2000を妻と一緒に起業。まるで畑違いのアパレル・ベビー服の世界に飛び込みました。(スモールビジネスのスタートでした。)
オーストラリアのベビーブランド「Snug as a Bug」の総代理店として、国内での拡販を図るとともに、商品開発のノウハウを活かしてメーカーと数々の日本限定商品を開発。「足付アフガン」等の多くのヒット商品を産み、国内に「UVカットのベビーウェア」を定着させました。(’05年 Australia Import Award 受賞(豪政府公式表彰)、’10年 Japan Good Design Award 受賞。)

本文にも書きましたが、色々な仕掛けを経て、そこそこの全国的ムーブメントを何度か起こしました。スモールビジネス展開の過程では、だいぶ試行錯誤をしましたが、そのポイント、ポイントでマーケッティングの教科書に書かれているのとはだいぶ違うもんだという印象を受けました。
ビジネスというのは、起業、成長、拡大、安定、そして衰退という過程がありますが、起業時、とくにスモールビジネスをスタートさせたときのノウハウはあまり表に出ていない気がします。0/1マーケ、1/2マーケティングといったところで、それなりの経験はしてきたので、同じようなところで苦労されている方に参考にでもなればということで、今回、少し書き留めてみました。
とくに中小企業の方や、こだわりの一品でスモールビジネスを立ち上げるシニア起業の、”0/1マーケティング”のヒントになれば幸いです。

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